これまでは、発症から診断までを記してきましたが、今思い返してみれば、パニック障害の予兆みたいなものはあったと感じています。
発症の数週間前に飲み会があったのですが、少しお酒を飲んだだけで激しい動悸に襲われました。その場にいるのがつらくなり、トイレに行ったら落ち着いてきたため、席に戻り、そこから体に異変は現れませんでした。
その時は「少し疲れていたのかな」と思っただけでしたが、パニック発作に近い症状だったのかもしれません。
そこから数日後、寒い職場で残業していたところ、激しい腹痛に襲われました。出張の予定が続いていたこともあり、胃腸の具合に気を使って敏感になっていた部分もあります。
さらに数日後、出張中に腹痛になり、脂汗が出てきました。この時点で体調がおかしかったんでしょうが、帰りの車の中で具合悪さが強くなり、気を失いそうな感じの症状が出ました。
この時点では、胃腸の調子が悪く、少し疲れているのだろう、くらいにしか思っていませんでした。気持ちの面でも全然問題はなく、普通に仕事はできるな、くらいに思っていました。
この数日後に救急車で運ばれることとなります。
胃腸の不調、パニック発作的なものが、この時点ですでに脳にインプットされてしまっていたのかもしれません。