今思えばパニック障害の予兆があったかもしれない

これまでは、発症から診断までを記してきましたが、今思い返してみれば、パニック障害の予兆みたいなものはあったと感じています。

 

発症の数週間前に飲み会があったのですが、少しお酒を飲んだだけで激しい動悸に襲われました。その場にいるのがつらくなり、トイレに行ったら落ち着いてきたため、席に戻り、そこから体に異変は現れませんでした。

その時は「少し疲れていたのかな」と思っただけでしたが、パニック発作に近い症状だったのかもしれません。

 

そこから数日後、寒い職場で残業していたところ、激しい腹痛に襲われました。出張の予定が続いていたこともあり、胃腸の具合に気を使って敏感になっていた部分もあります。

 

さらに数日後、出張中に腹痛になり、脂汗が出てきました。この時点で体調がおかしかったんでしょうが、帰りの車の中で具合悪さが強くなり、気を失いそうな感じの症状が出ました。

 

この時点では、胃腸の調子が悪く、少し疲れているのだろう、くらいにしか思っていませんでした。気持ちの面でも全然問題はなく、普通に仕事はできるな、くらいに思っていました。

この数日後に救急車で運ばれることとなります。

胃腸の不調、パニック発作的なものが、この時点ですでに脳にインプットされてしまっていたのかもしれません。

パニック障害の発症から診断まで⑦

そこから数日して、車の点検のため妻が一人で外出し、家で子供の面倒を一人で見ることになりました。

 

妻が出かける前に不安が頭をよぎり、妻が出かけた後に動悸、気が遠くなる感じの症状が出ました。自分が具合悪くなってしまったら子供の面倒を見ることができなくなってしまうというプレッシャーから、症状が出現したと思われます。

少ししたら落ち着きましたが、この時に自分はパニック障害だと確信しました。

 

数日後、精神科・心療内科を受診し、これまでの経過を話したところ、パニック障害と診断されました。

 

抗うつ薬抗不安薬を処方され、毎日1錠ずつ服用することとなりました。

 

パニック障害を患ってしまったというショックは大きかったですが、それ以上に、原因不明であった体調不良の理由が判明したことの安心感の方がやや大きかったです。

 

 

ここまでが、パニック障害の発症から診断までになります。今は現在進行形で闘病中です。

日々の経過や、パニック障害について調べたこと、思うことなどを今後は記していきたいと思います。

パニック障害の発症から診断まで⑥

パニック障害を疑いだした頃、以前から気になっていた食後低血圧について、食前と食後の血圧を計測するために血圧計を購入しました。

 

食後低血圧ではないか、という思いから、食事をとるのが怖く、食事をとってから体調が悪くなるのではないかという恐怖心がありました。そのため、通常時よりかなりゆっくりと食事をとっていました。

 

ネットで調べると、血圧のコントロールも自律神経が関連しているとの書かれ方がしており、血圧のコントロールがうまくできていないのではないかと思っていたのです。

 

食前と食後の血圧を計測した結果、なんと、食前も食後もほぼ変わらないことが判明したのです。

 

血圧は実際に数値として現れるので、明確に食後低血圧ではない、ということを理解することができ、このあたりから食欲はまだ戻っていませんが、普通のスピードで食事をすることができるようになりました。

パニック障害の発症から診断まで⑤

友人に対して、「突然気を失いそうになる原因不明の体調不良に悩まされている。いろいろ病院を回っているが、どこに行っても異常なしと言われる。」と伝えたところ、

 

友人から「それってパニック障害じゃね」と言われました。

 

パニック障害ってなんだよ」と思いながら、どうしてそう思うのか尋ねたところ、「昔なったことがある。いろいろ病院行ったが異常なしで、最終的に精神科に行ってパニック障害だった」とのことでした。

 

そこからパニック障害について調べました。

スマホで「パニック障害」と検索すると、たくさんのページがヒットします。

「たしかに、自分の症状に似ているかもしれない。」

 

ここで、自分はパニック障害なのかもしれないと自覚するようになりました。

パニック障害の発症から診断まで④

原因不明の体調不良は心因性のものではないか、と考えはしたものの、この時点で「パニック障害」についての知識はありませんでした。

 

その後、脳神経内科で脳のCT検査でも異常なし。

総合内科的なところに行っても、異常は見られませんとのこと。

 

明らかに体に異常があるにもかかわらず、どこに行っても異常なしと診断され、メンタル的にもつらい状況になってきました。

 

自律神経失調症を疑っていましたが、その場合の診療科は精神科・心療内科になります。これまでの人生で、精神科・心療内科を受診したことはなかったため、行くのに少し抵抗がありました。

 

首筋から肩にかけて慢性的な痛みに悩まされており、もしかしたら親知らずがなにかしらの悪さをしているのではないかと考え、歯科医院にも行きました。

その歯科医院でユニットで待たされているときに、めまい、気が遠くなる感じの症状が出ました。「やばい」と思った矢先、スタッフに話しかけられ、気が紛れたのか症状は治まりました。

歯のレントゲンを撮ってもらいましたが、親知らずが悪さをしているような感じでもない。

 

数日様子を見て、状況が変わらなければ心療内科に行くしかないかと思っていたところで、友人から連絡がありました。

パニック障害の発症から診断まで③

そこから数日間は症状の出現はなく、食欲は相変わらずないものの、ある程度まとまった量を食べられるようになっていました。

一人で家の近くの散歩もするようになりました。

 

自律神経の乱れを調べると、肩こりが原因で自律神経が乱れるという情報が多くありました。

数か月前から肩の痛みに悩まされていたことから、整形外科を受診することにしました。

 

体調も少し良くなっていたことから、家族に整形外科まで送ってもらい、一人で受診しようとして院内に入ってすぐ、ものすごい不安感が襲ってきました。

「また倒れそうになったらどうしよう」という思いが強くなり、気が遠くなる感じ、冷感、動悸といった症状が出現しました。同時に、「ここから離れたい、外に出たい」という感情も湧いてきました。

 

家族に連絡し、付き添ってもらうことにしました。家族がいる安心感からか、症状は少し治まりましたが、長い時間症状が続きました。深呼吸をして自分をなんとか落ち着かせている状態です。

 

レントゲンでは特に異常は見つからず、MRIをとることになりました。MRIに入る前にも不安感からか気が遠くなる感じがしてきました。なんとか自分を鼓舞し、ものすごい動悸がする中でMRIを耐えきりました。

MRIでも特に異常はなし。予約を取ったにもかかわらずトータル5時間もかかりました。

 

このあたりから、「原因不明の体調不良は心因性のものではないか」、と疑い始めるようになりました。

 

また、この少し前から、寝つきが悪くなる、眠りが浅い、夜中に何度も(3~5回)起きるといった症状も出てきました。

パニック障害の発症から診断まで②

食欲がない状況が続いていたため、病院で血液検査、内視鏡検査を受けましたが、異常は見つかりませんでした。

 

救急車で運ばれてから、めまいや気が遠くなる感じの症状は出ておらず、食欲不振、なんとなく具合悪いという状況が続いていました。

 

この時点では食後に体調を崩しているイメージがあったため、食後低血圧を疑っていました。食後に体調が乱れるのがこわいため、食事をゆっくり取るようになりました。

また、いつ気を失いそうになるか分からない恐怖心から、一人で外出することができなくなっています。

 

数日後、家族と薬局に買い物に行きましたが、薬局の中で気が遠くなる感じの症状が出現しました。

 

外出時の寒暖差に体が適応できていない感じがしており、自律神経が乱れているのかもしれないと思うようにもなりました。